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2019.10.30
Volkswagen 和歌山中央 RT With TEAM 和歌山 TCR ジャパン第 5 戦レポート
「TCR ジャパンサンデーシリーズ初代チャンピオンの栄冠に輝く!」

世界的に人気を集めている TCR 規定の車両を使用したスプリントレース「TCR ジャパンシリーズ」の最終戦となる第 5 戦が、10 月 25.26 日に三重県の「鈴鹿サーキット」にて開催され、Volkswagen 和歌山中央 RT With TEAM 和歌山は、TCR ジャパンサンデーシリーズ初代チャンピオンを獲得した。

TCR ジャパンシリーズのレースフォーマットは、土曜日に開催の「サタデーシリーズ」と日曜日に開催の「サンデーシリーズ」が、それぞれ独立した選手権となる週末 2 レース制。#25 Volkswagen 和歌山中央 RT With TEAM 和歌山は、両シリーズにレーシングドライバー「松本武士」をエントリーしシリーズチャンピオンを目指します。



■サタデーシリーズ予選 3 位・決勝リタイア
今回の TCR ジャパンシリーズ第 5 戦は、世界ツーリングカーカップ「WTCR」との併催ということもあり 25 日の金曜日に予選、26 日の土曜日の午前にサタデーシリーズ決勝、午後にサンデーシリーズ決勝が行われる変則的なフォーマットでの開催になった。練習走行の木曜日から雨が降り出し、予選が行われた金曜日も雨。直前に行われた WTCR の予選は濡れた路面の影響でクラッシュが続出、その影響で 35 分遅れの 14 時 35 分からサタデーシリーズの予選が開始された。ピット待機位置が先頭の#25 松本は、予選開始と同時にコースインし早々にアタックするが、トップの#5 金丸選手から 1,176 秒遅れの 3 番手タイムでサタデーシリーズの予選を終えた。
土曜日は朝から好天に恵まれ、午前中に行われたサタデーシリーズの決勝レースは、ポイントランキング 3 位で決勝に挑む#25 松本にもチャンピオンの権利があり、3 番手と好位置からのスタートに期待がかかる。11 時 30 分に決勝レースがスタート、ポールスタートの#5 金丸選手に続き#18 ホーソン選手、#25 松本がサイドバイサイドでデグナーコーナーまで序盤の激しいポジション争いをする。各所で繰り広げれるバトルが落ち着いて来た 3 周目に、 130R でコースアウトするマシンがありセーフティーカーが導入される展開に。レースは残り 5 分となる 7 周目に再スタートが切られると、9 周目に入り前方の 2 台がバトルを仕掛け合う。S 字コーナーで#18 ホーソン選手が失速した一瞬の隙を突き #25 松本が並びかけるも車体がぶつかり合い失速。後方の#52 蜜山選手、#19HIROBON 選手を含めた 5 台が一団となりデグナーコーナーに雪崩れ込むと、行き場を失った #25 松本、#52 蜜山選手が押し出されるかたちでコースアウト、コースに復帰を試みるが足回りのダメージが大きく痛いリタイアとなった。



■松本武士コメント
木曜の練習走行で大きくセットアップを変更し、ドライでもウエットでもまずまずのタイムが出ていたので良い感じで予選に挑めました。決勝レースは何が起こるかわからない展開が続き、他車と数回軽い接触がありましたが、最後は無理やり押し出された感じですね...文句を言ったところでポジションは戻って来ないので、気持ちを切り替えてメカニックさんに修復を頑張ってもらって、午後のサンデーシリーズに全力で挑みたいと思います。



■サンデーシリーズ 予選 1 位 決勝 2 位
サタデーシリーズの予選後、20 分間のインターバルを挟んで行われたサンデーシリーズの予選は、雨は止んだものの路面はウエットという状況で開始された。予選中に路面状況が好転すると読んで、予選後半に照準を当ててコースイン。全体ベストタイムを更新した直後に他車のコースアウトが原因の赤旗が提示され、一旦ピットに戻る事に。そこでタイヤの空気圧などを微調整し、予選再開後に再度アタック、見事に初のポールポジションを獲得した。
WTCR のレース 1 決勝直後の土曜日の午後に行われたサンデーシリーズ決勝は、午前中に行われたサンデーシリーズ決勝のクラッシュの修復作業ににメカニックが懸命に挑み、コースインのタイミングギリギリに修復が完了し、#25 松本はポールポジションの位置にマシンを滑り込ませた。#25 松本は無難にスタートしたが、シビック勢の#5 金丸、#18 ホーソンに抜かれてしまい 3 番手で 1 コーナーをクリアし、クラッシュの影響が残る#25 松本はトップ 2 台に離されまいと喰らいついて行く。その直後にスプーンカーブに差し掛かった所で後方の 3 台が絡むアクシデントが発生しこのレース 1 回目のセーフティーカーが導入される。4 周目に再スタートが切られるとホームストレートで、#5 金丸選手 vs#18 ホーソン選手、#25 松本 vs#33 前嶋選手の 1 位と 3 位を争うバトルが展開される。#25 松本は 2 コーナーから S 字コーナーへ向かうところで#33 前嶋選手にインから抜かれ 4 位に後退。このタイミングで後方でコースアウトしたマシンが確認され 2 回目のセーフティーカーが導入されてしまうことに。レースも残りわずか 3 分となったところで 2 回目の再スタート、ホームストレートから前車 3 台による激しいバトルとなり、勢いのある#33 前嶋選手が#18 ホーソン選手を抜き 2 位に浮上すると、そのままトップの#5 金丸選手の背後に迫る。しかし勢い余って S 字コーナーで#5 金丸選手に追突、#5 金丸選手はバランスを崩しコースアウトし最後尾へとドロップダウン。そのままレースは、トップ#33 前嶋選手、2 位#18 ホーソン選手、3 位松本でチェッカーを受けた。しかしトップでチェッカーを受けた前嶋選手に対して、金丸選手との接触にペナルティの判断が下され 11 位に後退。3 位から 2 位に繰り上がった松本が逆転でサンデーシリーズオーバーオールクラスの初代チャンピオンを獲得した!

■松本武士コメント
サンデーシリーズ決勝でクラッシュしたマシンを、メカニックが短時間で懸命に修復してくれました。それにも応えたかったので、何とかしてポジションを死守するつもりで挑みました。スタート直後に「これは厳しいな...」と感じるほどにマシンのバランスが崩れていたので、金丸選手とホーソン選手に抜かれてからは「このレースは荒れるかもしれない」と考え一歩引いてついて行くことに専念しました。まあ案の定そういう展開になったので、今のポジションを守れば良い結果が転がり込むだろうと最後は必死でしたね。結果としてチャンピオンを獲得することが出来たのですが、僕たちのチームはディーラーメカが中心となって開幕からやってきましたが、開幕当初は準備不足もあり、パーツも無い、メカニックのレースに対しての知識も無いという状態でした。「これでレースができるのか?」と不安になったこともありましたが、メカニックはレースの週末のみならず、通常のディーラー勤務の後にも勉強を重ねて頑張ってくれたし、周りの他のチームのみんなにも助けてもらったりしながらやって来れました本当に感謝ですね。みんなで頑張った結果がチャンピオンに繋がったんだと思います。来年はディフェンディングチャンピオンの名に恥じないように、成長したチームと共に戦いたいと思います。



■宮西俊明チーフメカニックコメント
TCRジャパン第5戦に参加させて頂きました。今回のサタデーシリーズ決勝では、レース中の接触で足回りを損傷しリタイアする事になってしまい、同日開催のサンデーシリーズの決勝までの時間が限られた状況で車両を修理しなければなりませんでした。チームメカニック全員の力と、ご協力頂きました皆さまのおかげで無事に修理が完了し、サンデーシリーズに出走する事が出来ました。どの様な厳しい状況でも諦める事なく最後まで全力で尽くせばチャンスはあります。その結果が今回のレースであり、2019 年 TCR ジャパンサンデーシリーズでのチャンピオン獲得、総合チームランキング 2 位獲得に繋がったと思います。ディーラーメカニックとして参加させて頂きましたが、とても貴重な経験をさせて頂きました。この経験を普段のディーラーでの業務にも活かし、メカニックとしてレベルアップを目指します。2019 年 TCR ジャパンレースの応援と、ご協力頂きました皆さま本当にありがとうございました。

2019年TCRジャパンレースは「ディーラーの枠を打ち破れ」を合言葉にVolkswagen和歌山中央のスタッフ、メカニック、松本武士選手を中心に活動してきました。多くの方々に支えて頂いたおかげで、サンデーシリーズチャンピオン、総合チームランキング2位を獲得することが出来ました。来シーズンはチャンピオンの名に恥じないように準備を進め、より強いチームとなって参ります。今後も皆様の大きな応援よろしくお願いいたします。


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