2020.12.10
第5戦〜篠原がSaturday Seriesでチャンピオン決定、Sunday Seriesは2連勝でランキングトップに!
TCR Japan Series 2020 Round 5 SUZUKA レポート



Audi Team Hitotsuyamaは、2020年12月4日〜6日、三重県の鈴鹿サーキットで開催された「TCR Japan Series 2020 Round 5 SUZUKA」に出場しました。

Audi Team HitotsuyamaからAudi RS 3 LMSで年間エントリーしている#21 篠原拓朗は、Sunday Seriesの2戦を連勝し、ランキングトップに。一方、Saturday Seriesでは悔しいリタイヤとなりましたが、シリーズチャンピオンを決めました。

Qualify
開幕戦の菅生でSunday Seriesの決勝がキャンセルされたことを受け、この鈴鹿ではSunday Seriesの決勝が2回に増やされ、4日(金)に各シリーズの予選とSunday Seriesの第1レース、5日(土)にSaturday Seriesのレース、6日(日)にSunday Seriesの第2レースが行われることになりました。

今回、#21篠原は性能調整のCW(Compensation Weight)を60kg積み、ライバルに比べて50〜60kg重い不利な状況。しかし、#21篠原は、周囲の不安を吹き飛ばすような見事なタイムアタックを見せてくれました。

まずは4日、穏やかな青空のもとで、午後0時40分から20分にわたるSunday Seriesの公式予選が行われました。ここで記録したベストラップによりSunday Seriesの第1レースのスターティンググリッドが決定し、さらに、セカンドベストで第2レースのグリッドが決まります。

#21篠原はセッションの前半、ライバルたちが2分12秒台のタイムをマークするなか、1回目のタイムアタックで、いきなり2分10秒976を叩き出しトップに浮上。セッション半ばになると#25 松本武士選手が2分11秒472をマークしますが、#21篠原とはコンマ5秒の差がありました。

#21 篠原はセッション終盤に2回目のアタックを行い、セクター1から4まで全体ベストを上回る2分10秒529で自己ベストを更新。このタイムは2018年のWTCRのコースレコード:2分10秒742を破るものでした。その後、篠原のタイムを上回る者は現れず、第1、第2レースともに、#21篠原がポールポジションを獲得しました。

午後1時15分からは15分間のSaturday Seriesの予選が行われ、#21篠原はここでもひとり2分10秒台となる2分10秒680を記録し、ポールポジションを獲得。ドライバー、マシンともに、完璧な仕上がりを見せつける予選となったのです。

Sunday Series 1 Starting Grid
P1 #21 Audi RS 3 LMS 篠原拓朗
P2 #25 Volkswagen Golf GTI TCR 松本武士
P3 #19 Cupra TCR HIROBON

Sunday Series 2 Starting Grid
P1 #21 Audi RS 3 LMS 篠原拓朗
P2 #25 Volkswagen Golf GTI TCR 松本武士
P3 #62 Honda CIVIC TCR 塩谷烈州

Saturday Series Starting Grid
P1 #21 Audi RS 3 LMS 篠原拓朗
P2 #34 Honda CIVIC TCR 下野璃央
P3 #25 Volkswagen Golf GTI TCR 松本武士



Sunday Series Final 1
4日の午後3時15分には、20分プラス1周という形式で、Sunday Seriesの第1レースが始まりました。ポールポジションの#21篠原は上手くスタートを決めたものの、60kgのウェイトハンディの影響もあって、3番グリッドからスタートした#19HIROBON選手に先行を許してしまいます。

ところが、#19 HIROBON選手が直後の2コーナーでミスをし姿勢を崩した隙に、#21 篠原が首位を奪還。以降、#21篠原は#25松本選手や#19HIROBON選手を1〜2秒上回るタイムで周回を重ね、独走態勢を築いていきました。

最終的には2位の#25松本選手との差を16秒240まで広げ、Sunday Seriesの第1レースを大差で圧勝しました。

Sunday Series Final 1
P1 #21 Audi RS 3 LMS 篠原拓朗
P2 #25 Volkswagen Golf GTI TCR 松本武士
P3 #34 Honda CIVIC TCR 下野璃央

Saturday Series Final
5日の鈴鹿サーキットは雲ひとつない快晴に恵まれ、午前10時55分からSaturday Seriesの決勝レースが行われました。ポールポジションの#21篠原は、この日も手堅いスタートを切りましたが、ウェイトハンディのない#34下野選手が前に飛び出し、1コーナー入り口でインにつけました。

その斜め後ろから追う#21篠原選手。そのアウト側には3番グリッドからスタートした#25松本選手が迫り、#21篠原をオーバーテイクしようとインに切り込みますが、そのタイミングが早かったことから、#21篠原のマシンの左フロントにヒット。これにより、#21篠原のマシンはサスペンションにダメージを負うことに。さらに後続の#19HIROBON選手と2回にわたって接触し、マシンのダメージが深刻化。ラジエーターからの冷却水漏れも発生したことから、#21篠原は東コースでマシンを止め、早々にレースを終えることになってしまいました。

一方、#25松本選手も2周でレースを終え、#21篠原とともにポイントを獲得できなかったことから、ドライバーポイントで2位以下に30点を超える差を築いた#21篠原は、最終戦を待たずにチャンピオンを決めました。

Saturday Series Final
P1 #34 Honda CIVIC TCR 下野璃央
P2 #62 Honda CIVIC TCR 塩谷烈州
P3 #45 Honda CIVIC TCR 白坂卓也

DNF #21 Audi RS 3 LMS 篠原拓朗

Sunday Series Final 2
5日のSaturday Seriesの決勝レースで大きなダメージを負ったAudi RS 3 LMSは、メカニックによる懸命の作業で、5日夜にはなんとか修復が終わりました。とはいうものの、実際に走らせてみるまではマシンの状態が確認できず、チームは不安を抱えたまま、6日の朝を迎えました。

さいわい、スターティンググリッドに向かう1周でマシンチェックした#21篠原からはとくに異常はないとの報告を受け、チームはひとまず胸をなで下ろします。

この日も気持ちの良い晴天に恵まれた鈴鹿サーキットでは、午前10時55分からSunday Seriesの第2レースが行われました。ポールポジションの#21篠原はスタートで、2番グリッドの#25松本選手、5番グリッドの#19HIROBON選手をきっちりと抑えて、真っ先に1コーナーへと飛び込んでいきます。

その後は、2位の#25 松本選手を約0.5秒上回る速いペースで周回を重ね、トップのポジションを確実なものにしていきます。最終的には2位の#25松本選手に3秒957の差をつけて、Sunday Series2連勝、今シーズン3度目の優勝を遂げ、Sunday Seriesのランキングでトップとなりました。

Sunday Series Final 2
P1 #21 Audi RS 3 LMS 篠原拓朗
P2 #25 Volkswagen Golf GTI TCR 松本武士
P3 #19 Cupra TCR HIROBON



チーム代表 一ツ山亮次のコメント
できれば3回とも優勝して帰りたかったのですが、残念ながら2回目のレースで接触があって、ノーポイントに終わってしまいました。そんな状況下でSaturday Seriesのチャンピオンを決めたのは少し複雑ですし、本当は篠原がトップチェッカーを受けて、チームの皆でワーっと祝福できたら最高だったのですが、これもレースですね。昨年はチャンピオンが獲れなかったので、ひとつめの目標が達成できてまずはホッとしています。

Hitotsuyama Racing
https://hitotsuyamaracing.net/news/4107/
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(C) TCR Japan Series 2020