2019.07.13
TCR JAPAN series 第3戦 Saturday Series予選レポート

TCRジャパンシリーズ2019第3戦Saturday Seriesの予選が、2019年7月13日、静岡県の富士スピードウェイで開催されました。

TCR車両、すなわち、2リッター以下の直噴ターボエンジンを積むFF車で争われるTCRジャパンシリーズは、第3ラウンドの富士が早くもシーズンの折り返しになります。この週末には、アルファロメオ ジュリエッタ TCRが2台、ホンダ シビック タイプR TCRが5台、アウディ RS 3 LMSが6台、フォルクスワーゲン ゴルフGTI TCRが4台の計17台が参加しました。

TCRジャパンシリーズでは、マシンの性能調整を細かく行うために、Compensation Weight(以下CW)を定めています。CWは開幕時には全車60kgですが、2ラウンド以降は前ラウンドのリザルトをもとに、タイムが遅かったモデルは重量を軽く、タイムが速かったモデルはそのままの重量を維持することになります。前戦の菅生の結果を受けて、この富士では、アウディ RS 3が最大の60kgになる一方、VWゴルフGTIとアルファロメオ ジュリエッタが20kg、シビック タイプRは40kgとなり、その影響がどう現れるか気になるところです。

ドライコンディションのもと、午前10時20分から20分間の公式予選が行われました。コースオープンとともに、ほぼ一斉に全車がコースに向かい、計測2周目にはさっそくタイムアタックがスタート。まっさきに1分49秒台をマークしたのが、アルファロメオ ジュリエッタに乗る#33 前嶋秀司選手。ジェントルマンクラスだけでなくオーバーオールでもポールポジションを狙います。#33 前嶋選手は次の周回で自己ベストを更新する1分48秒602を叩き出し、これに、オーバーオールでVWゴルフGTIを駆る#52 密山祥吾選手、同シビック タイプRの#18 Matthew Howson選手が続きます。

その直後、アウディ RS 3 LMSの#21 篠原拓朗選手が1分48秒377でトップに浮上。気温や路面の違いから、前日の専有走行には及ばなかったものの、ひとり1分48秒台前半をマークしました。約5分間の赤旗中断ののち、#33 前嶋選手がポールポジションをかけて再度タイムアタック。セクター1、セクター2で全体ベストを記録し、自己ベスト更新の1分48秒434を叩きだしましたが、#21 篠原選手にはわずかコンマ057秒及ばず、#21 篠原の4戦連続ポールポジションが決定しました。2番手には#33 前嶋選手、3番手には#52 密山選手がつけました。

ジェントルマンクラスは、オーバーオール2番手の#33 前嶋選手がトップで、2番手がアウディ RS 3 LMSの#23 YOSHIKI選手、3番手がVWゴルフGTIの#19 HIROBON選手でした。

Saturday Seriesの決勝レースは、同日午後4時10分にスタートの予定です。

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