2019.10.04
Volkswagen和歌山中央RT With TEAM和歌山 TCRジャパン第4戦レポート
「地元で表彰台に上がり、サタデー・サンデー両シリーズで、ポイントランキング3位を維持」

世界的に人気を集めているTCR既定の車両を使用したスプリントレース「TCRジャパンシリーズ」の第4戦が、前大会から約2か月のインターバルを挟み9月28.29日に岡山県の「岡山国際サーキット」にて開催され、Volkswagen和歌山中央RT With TEAM和歌山は、サタデーシリーズで2位表彰台に上がった。

TCRジャパンシリーズのレースフォーマットは、土曜日に開催の「サタデーシリーズ」と日曜日に開催の「サンデーシリーズ」が、それぞれ独立した選手権となる週末2レース制。#25 Volkswagen和歌山中央RT With TEAM和歌山は、両シリーズにレーシングドライバー「松本武士」をエントリーしシリーズチャンピオンを目指します。



■サタデーシリーズ予選7位・決勝2位
「晴れのくに岡山」とも称される岡山県で開催された今回のTCRジャパンシリーズ第4戦だが、あいにく天候は週末に向けて悪くなる予報。しかし開催地の「岡山国際サーキット」は広島県出身の松本武士にとっては地元でのレース。誰よりも岡山国際サーキットを走り
こんだ松本に大きな期待がかかる。土曜日の午前に行われたサタデーシリーズ予選は、直前に小雨がパラつくが曇り空の下でスタート。前大会同様に木曜・金曜日の練習走行からセットアップの詰め切れていない#25松本は、トップから1.44秒差で予選を7位で終えた。
天候が悪化すると予想された午後からの決勝レースは、予想に反して青空の見える天候に。午後4時3分決勝レースがスタート、予選後に足回りのセットアップを大幅に変更した#25松本は、前方でスタートを失敗するマシンもいる中、#25松本は無難にスタートしオープニングラップを7位で通過。2周目に前走車がドライブスルーペナルティを受けた事などで5番手に上がると、#52密山選手とのVWゴルフ同士でのバトルに。そのバトルも#52密山選手がペナルティを受けた為に、労せずして4位にポジションアップ。前方の、VWゴルフ#19ヒロボン選手とのバトルも制し3位でチェッカーを受けた。表彰式後に2位のマシンに車両違反が見つかり失格の裁定が下されたために、順位が繰り上がり最終リザルトは2位となった。

■松本武士コメント
予選後に足回りのパーツの変更を行い、セットアップを詰めなおした結果、決勝では良い走りができました。スタートは自分としては失敗したと思ったんですが、周りも失敗したようで1コーナーでの混乱にも巻き込まれることは無く、そこはラッキーでした。トップチームについていけるだけのポテンシャルがようやく見つかり、求めていたマシンの動きにかなり近付いてきましたが、まだストレートで他車との差が感じられるので今後はその点を突き詰めていきたいです。全レースで表彰台に上っているので、今回も表彰台に上がれたので良かったです。



■サンデーシリーズ 予選5位 決勝4位
当初、日曜日は雨との予報だったが、前日の予報から雨のマークが消え、午前8時30分
から始まったサンデーシリーズ予選は、青空が広がり絶好のレースコンディションの中で行われた。#25松本は早々にアタックを開始、トップとは1.7秒差の5番手となった。
午前同様にドライコンディションの中、午後1時38分にスタートしたサンデーシリーズ決勝は、ポールポジションの#21篠原選手がスタートを失敗、#25松本もスタートを決められずポジションを1つ落とし6番手で1コーナーをクリアしていく。しかし、3周目のアトウッドコーナーで#18 Howson選手をオーバーテイクし、5番手にポジションを戻した。そして前を行くシビック#5金丸選手との差を徐々に詰め、6周目のダブルヘアピンで少し接触しながらもオーバーテイクし、4番手に順位を上げた。その後、表彰台を賭け#52密山選手を追うが、タイヤの摩耗が厳しくなった#25松本は仕掛けるまでには至らず、4位でゴールした。



■松本武士コメント
昨日同様に追い上げるレースになりました。フォルクスワーゲン勢全体の課題なんですが「一発の速さ」が必要ですね。決勝レースに関しては、トップグループと遜色なく走れているので、予選のアタックを改善しなくてはいけませんね。それに今回は事前の予報では週末は雨だと言われていた事もありレインタイヤを多めに用意していたので、新品のドライタイヤが足りず、今朝の予選から厳しくなる事は予想できました。やはりスタートの蹴り出しからグリップが足りなくて、それでも何とか4位でゴール出来ました。力を考えるともう少し上の順位に行けたはずなので悔しい気持ちもありますが、良いレースが出来たと思います。次の鈴鹿が最終戦になりますが、まだまだチャンピオンの可能性がありますので頑張ります。

■堀本光司メカニックコメント
今回でTCRJのメカニックとして2回目の参加です。初めて参加した時は、先輩方に頼ってしまっている事が多く、今回は少人数(2名)での参加ということで「自分がもっとしっかり行動していかなければ!」と思っていました。正直まだ分からない事も多く、もっと勉強して自分が引っ張って行けるような立場になれるよう進化したいと思います。メカニックとしてもっとスキルアップし、作業のスピードや正確さに磨きをかけ、チームを優勝へ導けるように頑張ります!今後も応援よろしくお願いします。

■谷口雅哉メカニックコメント
前回の富士から約2か月のインターバル中に走行データ計測や解析、マシンのメンテナンスなど準備を重ねて今回のレースに挑みました。4戦目ともなればアライメントなどの細かなセッティングも少しずつ定まってきている様に感じました。サンデーシリーズでは、タイヤのコンディションとセッティングに悩む事もありましたが、何とか持ち応えてくれました。今回メカニックが少ない中で、ここまでの結果を出す事が出来たのも
、松本選手をはじめ、お手伝いくださった方々、店舗一丸となって取り組んだ結果だと思います。今回の結果やデータから新たな課題を取り上げ、次回の鈴鹿では優勝出来るように最高の状態で挑みたいと思います。



次回第5戦はいよいよ最終戦、10月25・26日に、三重県の「鈴鹿サーキット」でWTCR「FIA世界ツーリングカー・カップ」のサポートレースとして開催されます。引き続き応援よろしくお願い致します。


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