2019.10.26
TCR JAPAN series 第5戦 Sunday Series決勝レポート

TCRジャパンシリーズ2019第5戦Sunday Seriesの決勝レースが、2019年10月26日、三重県の鈴鹿サーキットで開催されました。

今回は、SUPER FORMULA第7戦に加えて、WTCR(FIA WORLD TURING CAR CUP) JVCKENWOODレース・オブ・ジャパンと併催となることからレーススケジュールが変更。20分の公式予選が10月25日(金)に、23分プラス1周の決勝レースが26日(土)にそれぞれ行われました。

25日の予選では、フォルクスワーゲン ゴルフGTI TCRの#25 松本武士選手がオーバーオールのポールポジションを獲得。ジェントルマンクラスは、同じゴルフGTIの#19 HIROBON選手がトップタイムをマークし、4番グリッドを手に入れました。

秋の青空が戻ってきた鈴鹿サーキットで、午後3時20分から今シーズン最後の決勝レースが始まりました。スタンディングスタートにより戦いの火蓋が切られたレースは、3番グリッドのホンダ シビック タイプR TCRの#5 金丸ユウ選手が好スタートを決め、真っ先に1コーナーへ。これに、同じシビックの#18 マシュー・ホーソン選手、#25 松本選手、#19 HIROBON選手、ジェントルマンクラスの#33 アルファロメオ ジュリエッタの#33 前嶋秀司選手が続きます。オーバーオールでシリーズチャンピオンを狙う#33 前嶋選手は、首位を目指し、スプーンカーブでさっそくひとつ順位を上げ4番手に。さらにポジションアップを狙おうというところで、後続のマシン3台が絡むアクシデントがスプーンカーブで発生し、セーフティカーが導入されます。

セーフティカーランは4周目終了時に一旦解除されましたが、5周目の途中で再度セーフティカーが導入されます。そして7周目、残り時間3分でレースは再開。すでに3位に順位を上げていた#33 前嶋選手は、1コーナーで#18 マシュー選手をパスして2位に浮上。さらに、トップの#5 金丸選手に迫りますが、S字コーナーで勢いあまって#5 金丸選手を押し出すことに。これで、#5 金丸選手は大きく順位を落としてしまいます。一方、#33 前嶋選手はトップに浮上したものの、のちにこの接触が危険なドライビングと判定され、レース結果に40秒加算のペナルティが科され、万事休す。これにより、コース上を2番手で走行していた#18 ホーソン選手が優勝を手に入れました。2位は#25 松本選手、3位は#19 HIROBON選手でした。

ジェントルマンクラスは、#19 HIROBON選手がSunday Seriesで初勝利。2位はホンダ シビック タイプR TCRの#62 塩谷烈州選手、3位にはVWゴルフGTI TCRで初参戦の#30 フィリップ・デヴェサ選手となりました。

ドライバータイトル争いは、このレースで2位と健闘した#25 松本選手が獲得。一方、ジェントルマンクラスは、第4戦終了時点で、#33 前嶋選手のシリーズチャンピオンが決定しています。


Series Supporter
Promotion Partner
(C) TCR Japan Series