2020.11.15
2020 TCR JAPAN series 第4戦 Sunday Series決勝レポート

TCRジャパンシリーズ2020第4戦Sunday Seriesの決勝レースが、2020年11月15日、大分県のオートポリスで開催されました。

前日に行われた予選では、オーバーオールはアウディ RS 3 LMSの#21 篠原拓朗選手が、ブロンズクラスはクプラ TCRの#19 HIROBON選手がそれぞれポールポジションを獲得しました。なお、8番グリッドのホンダ シビックTCRの#69 梅本淳一選手は、マシントラブルのため決勝レースの出走を取りやめています。

穏やかな秋空が広がるオートポリスでは、午前9時35分、スタンディングスタートにより20分プラス1周の決勝レースが開始されました。注目のスタートは、ポールポジションの#21 篠原選手が一瞬出遅れ、ストレートエンドで2番グリッドからスタートしたフォルクスワーゲン ゴルフGTIの#25 松本武士選手に並ばれましたが、なんとかそれを抑えて首位をキープ。その直後に、3番手スタートの#19 HIROBON選手が#25 松本選手をとらえて2位に踊り出ました。さらにその後方では、5番手スタートのホンダ シビックTCRの#62 塩谷烈州選手が、4番手スタートのホンダ シビックTCRの#34 下野璃央選手をオーバーテイクし4位にポジションを上げました。

首位を守った#21 篠原選手は、1周目を終えた時点で2位#19 HIROBON選手との差を1秒796とし、その後も周回を重ねるごとに差を広げていきます。一方、#25 松本選手を先頭に、#62 塩谷選手、#34 下野選手の3台による3位争いが激しさを増し、#25 松本選手と#62 塩谷選手、そして、#62 塩谷選手と#34 下野選手のバトルが繰り返される展開が続きます。

このままレースはゴールを迎えると思われましたが、9周目にまさかの事態が発生。トップを走る#21 篠原選手のマシンがペースダウンし、戦線を離脱することに。制御系のトラブルで、エンジンが吹け上がらなくなってしまったのです。これにより、#19 HIROBON選手がオーバーオールのトップに浮上。そのまま順位を守り、自身初のオーバーオールでの優勝を飾りました。続く#25 松本選手は、三つ巴の戦いを制し2位を守りました。

ブロンズクラスは、#19 HIROBON選手が優勝。#62 塩谷選手は#34 下野選手を抑えきり、クラス2位でレースを終えています。

次回の第5戦は、12月4日〜6日、三重県の鈴鹿サーキットで開催されます。第1戦の菅生大会でSunday Seriesの決勝レースが中止になったことにともない、次戦鈴鹿では、4日(金)にSunday Seriesの決勝、5日(土)にSaturday Seriesの決勝、6日(日)にSunday Seriesの決勝がそれぞれ行われます。
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