2020.12.4
2020 TCR JAPAN series 第5戦 Sunday Series予選レポート

TCRジャパンシリーズ2020年5戦Sunday Seriesの予選が、2020年12月4日、三重県の鈴鹿サーキットで開催されました。

今回は、第1戦の菅生大会でSunday Seriesの決勝レースが中止になったのを補完するために、4日(金)に予選とSunday Series 1の決勝を、5日(土)にSaturday Seriesの決勝、6日(日)にSunday Series 2の決勝をそれぞれ行います。

まずは、Sunday Seriesの予選が行われました。このベストタイム順でSunday Series 1のスターティングリッドが決定。さらに、セカンドベストでSunday Series 2のスターティングリッドが決まります。

5ラウンド目となるSUZUKAには、アウディ RS 3 LMS:2台、フォルクスワーゲン ゴルフ GTI TCR:1台、ホンダ シビックTCR:3台、アルファロメオ ジュリエッタTCR:2台、アルファロメオ ジュリエッタ ヴェローチェTCR:1台、クプラ TCR:1台の計10台がエントリーしました。うち7台がブロンズクラスでの参加となります。

TCRジャパンシリーズでは、よりエキサイティングな戦いが行われるよう、マシンとドライバーの組み合わせに対して、性能調整を細かく行うためのCompensation Weight(以下CW)を定めています。CWは前ラウンドの予選タイムを基準に算出され、このSUZUKAでは、アウディ RS 3 LMSの#21 篠原拓朗選手に60kg、VWゴルフGTIの#25 松本武士選手とクプラ TCRの#19 HIROBON選手に10kgがそれぞれ設定されます。また、今回から参加するホンダ シビックTCRの#45 白坂卓也選手には30kgが設定されます。

快晴に恵まれた鈴鹿サーキットでは、午後0時40分から20分間の公式予選が行われました。2回のタイムアタックが必要となるだけに、セッションが始まるやいなや、全車が一気にコースに向かっていきます。まずはタイヤのウォームアップを終えた#19 HIROBON選手が2分12秒038を叩き出し、基準タイムを設定。その直後、#21 篠原選手が1回目のタイムアタックを開始。#21 篠原選手はすべてのセクターで全体ベストを塗り替える速さで、2分10秒976をマーク。堂々のトップに踊り出ます。

これを追う#25 松本選手のタイムは2分11秒472で、#21 篠原選手にはコンマ5秒及びません。この時点で、2番手が#25 松本選手、3番手が#19 HIROBON選手、4番手が2分12秒598をマークしたシビックTCRの#34 下野璃央選手でした。

各車、ピット作業を終えてセッション後半へ。ここで、自己ベストを更新したのが#21 篠原選手で、2分10秒529のタイムは2018年に鈴鹿サーキットで行われたWTCRのコースレコード(2分10秒742)を上回るものでした。一方、#25 松本選手も後半に自己ベストを更新しますが、#21 篠原選手との差はコンマ943まで広がっていました。

その結果、ベストタイムで決まるSunday Series 1のスターティングリッドは、オーバーオールのポールポジションが#21 篠原選手、ブロンズクラスは全体3番手の#19 HIROBON選手に。一方、セカンドベストタイム順となるSunday Series 2のスターティングリッドは、オーバーオールのポールポジションが#21 篠原選手、ブロンズクラスは全体3番手のシビックTCRの#62 塩谷烈州選手に決まりました。

Saturday Series 1の決勝レースは、同日午後3時15分、Saturday Series 2は、6日(日)午前10時55分のスタートです。

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