2020.12.4
2020 TCR JAPAN series 第5戦 Sunday Series 1 決勝レポート

TCRジャパンシリーズ2020第5戦Sunday Series 1の決勝レースが、2020年12月4日、三重県の鈴鹿サーキットで開催されました。

昼過ぎに行われた予選では、オーバーオールはアウディ RS 3 LMSの#21 篠原拓朗選手がポールポジションを獲得。一方、ブロンズクラスでは、クプラ TCRの#19 HIROBON選手がトップタイムをマークし、全体の3位につけています。

穏やかな小春日和となった鈴鹿サーキットでは、午後3時15分、スタンディングスタートにより20分プラス1周の決勝レースが始まりました。ここで、3番グリッドの#19 HIROBON選手が絶妙なスタートを決めて真っ先に1コーナーへ。しかし、#19 HIROBON選手は2コーナーで姿勢を崩し、その隙にポールポジションの#21 篠原選手がトップを奪い返しました。

2番手に落ちた#19 HIROBON選手の背後には、2番グリッドからスタートのフォルクスワーゲン ゴルフGTIの#25 松本武士選手、そして、5番手スタートのホンダ シビックTCRの#34 下野璃央選手が迫っていました。

ここから、#21 篠原選手が少しずつ2位以下との差を広げる一方、#19 HIROBON選手と#25 松本選手との2位争いが激しさを増します。#19 HIROBON選手は、挙動が不安定なクプラ TCRをねじ伏せ、なんとか#25 松本選手の行く手を阻み続けますが、レース後半になるとその差は縮まり、コーナーによっては#25 松本選手に並びかけられる場面も見られました。

そして、9周目、タイヤのグリップダウンが進む#19 HIROBON選手のマシンが2コーナでコースアウトした隙に、#25 松本選手が2位に浮上。さらに、背後に迫る#34 下野選手も、次の10周目のダンロップコーナーでオーバーテイクしました。

11周を終えたところでチェッカーフラッグが振られ、#21 篠原選手がトップでゴール。これに#25 松本選手、そして、ブロンズクラスの#34 下野選手が続きました。ブロンズクラスは、2位が#19 HIROBON選手、3位がホンダ シビックTCRの#62 塩谷烈州選手でした。

翌5日(土)にはSaturday Seriesの決勝が、6日(日)にはSunday Series 2の決勝が開催されます。いずれもスタートは午前10時55分です。

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