2021.7.24
2021 TCR JAPAN series 第3戦 Saturday Series決勝レポート

TCRジャパンシリーズ2021年第3戦Saturday Seriesの決勝レースが、7月24日、宮城県のスポーツランドSUGOで開催されました。

午前中に行われた予選では、フォルクスワーゲン ゴルフ GTI TCRの#18 松本武士選手が1分27秒984をマークしてポールポジションを獲得。2番グリッドがアウディ RS 3 LMSの#21 篠原拓朗選手、3番グリッドがクプラ TCRの#19 HIROBON選手という結果となりました。

朝から茹だるような暑さに見舞われたSUGOでは、午後0時15分、23分プラス1周の決勝レースが始まりました。注目が集まるスタンディングスタートは、「少しホイールスピンさせてしまった」という#18 松本選手が最小限のロスでうまくスタートを決める一方、2番グリッドの#21 篠原選手はクラッチミートをミスして出遅れ、最後尾までポジションを落としてしまいました。

代わりに3番グリッドの#19 HIROBON選手が2位に浮上する一方、4番グリッドのホンダ シビックTCRの#97 三浦 愛選手は前方で出遅れた#21 篠原選手を避ける間にアウディ RS 3 LMSの#65 加藤正将選手に先行され、4位で1コーナーを通過していきます。

一番のライバルとなるはずの#21 篠原選手が消えた#18 松本選手は、オープニングラップで2位の#19 HIROBON選手に1秒308の差をつけ、その後は周回を重ねるごとに差を広げて、独走態勢を築いていきました。#19 HIROBON選手もまた、3位の#65 加藤選手との差をじわじわと広げていきます。

一方、#65 加藤選手の背後には#97 三浦選手が迫り、3周目あたりからはその差を縮めていきます。このバトルは5周目まで続き、3コーナーで#97 三浦選手が3番手に浮上。さらに#97 三浦選手は4秒以上差が開いた#19 HIROBON選手に詰め寄っていきます。12周目にはその差を約1秒まで縮め、その後、#19 HIROBON選手に並びかける場面もありましたが、オーバーテイクするまでには至りません。

そしてレースは16周でファイナルラップを迎え、#18 松本選手が2位の#19 HIROBON選手に10秒785の大差を築いてポール・トゥ・ウィンを達成。#97 三浦選手はコンマ229及ばず、3位でレースでフィニッシュ。しかし、レース後の再車検で車両違反が見つかり失格、#65 加藤選手が3位に繰り上がりました。

ところで、オープニングラップで最後尾まで順位を落とした#21 篠原選手は、60kgのCWが重くのしかかり、思うようにポジションをあげられずにいました。最終的には5位でフィニッシュし、表彰台を逃すことになりました。

このあと、Sunday Series 1の決勝レースが午後4時30分にスタートの予定です。

Series Supporter
Promotion Partner
(C) TCR Japan Series