2021.7.25
2021 TCR JAPAN series 第3戦 Sunday Series 2 決勝レポート

TCRジャパンシリーズ2021年第3戦Sunday Series 2の決勝レースが、2021年7月25日、宮城県のスポーツランドSUGOで開催されました。

午前中に行われた予選では、フォルクスワーゲン ゴルフ GTI TCRの#18 松本武士選手が1分29秒280をマークしてポールポジションを獲得。2番グリッドはアウディ RS 3 LMSの#21 篠原選手、3番グリッドはホンダ シビックTCRの#97 三浦 愛選手という結果になりました。

気温28℃と、前日よりすこし過ごしやすいとはいえ、厳しい夏の暑さが続くスポーツランドSUGOでは、午後2時26分、23分プラス1周の決勝レースが始まりました。この週末3回の決勝で、同じ顔合わせとなるフロントロウの2台。どちらがホールショットを獲得するかに注目が集まるなか、戦いの火蓋が切られると、ポールポジションの#18 松本選手、2番グリッドの#21 篠原選手とも見事なスタートを切りました。しかし次の瞬間、「2速へのシフトアップが少し速すぎた」という#21 篠原選手を抑えて、#18 松本選手が先に1コーナーへ。さらに4番グリッドからスタートしたクプラ TCRの#19 HIROBON選手が1コーナーで#21 篠原選手の前に出ますが、2コーナー先で21 篠原選手が再び2番手を奪い返しました。

#21 篠原選手、#19 HIROBON選手、#97 三浦選手、そして、アウディ RS 3 LMSの#65 加藤正将選手の4台が接近戦を演じるなか、トップの#18 松本選手は早くも後続を離しにかかります。そうはさせじと、#21 篠原選手はなんとか集団を抜け出し、#18 松本選手への追撃を開始。トップに食らいつく#21 篠原選手でしたが、60kgのCompensation Weight(以下CW)が重くのしかかり、2台の差は徐々に広がっていきます。

その後方では、#19 HIROBON選手と#97 三浦選手の3位争いが激しさを増し、テール・トゥ・ノーズのバトルが続く展開に。5周目の1コーナーでは#97 三浦選手が#19 HIROBON選手のインを刺す場面もありましたが、なんとか持ちこたえる#19 HIROBON選手。しかし、8周目、#97 三浦選手はメインストレートで#19 HIROBON選手をオーバーテイクして3位に浮上、表彰台が見えてきました。

上位3台がこの順位を保ちながら周回を重ねる一方、#19 HIROBON選手と#65 加藤選手の4位争いが熱を帯びます。

そしてレースは17周でゴールを迎え、#18 松本選手がこの週末3度目のポール・トゥ・ウィンを成し遂げました。2位の#21 篠原選手は、ファステストラップをマークしています。そして3位は#97 三浦選手が獲得しました。

接近戦を演じていた#19 HIROBON選手と#65 加藤選手の2台は、#19 HIROBON選手が逃げ切り、4位でレースを終えています。

次の第4戦は、8/月28日、29日、栃木県のツインリンクもてぎで開催されます。

Series Supporter
Promotion Partner
(C) TCR Japan Series