2021.10.16
2021 TCR JAPAN series 第5戦 Saturday Series 決勝レポート

TCRジャパンシリーズ2021年第5戦Saturday Seriesの決勝レースが、2021年10月16日、栃木県のツインリンクもてぎで開催されました。

午前中に行われた予選では、アルファロメオ ジュリエッタ ヴェローチェTCRの#73 大蔵峰樹選手がコースレコードを更新する2分0秒978をマークしてポールポジションを獲得。これに、ホンダ シビックTCRの#62 塩谷烈州選手、クプラ TCRの#19 HIROBON選手が続きました。

予選後、ときおり霧雨が降るツインリンクもてぎでしたが、決勝が行われる昼前には雨も上がり、コースはドライコンディションに。そして、午前11時55分、20分プラス1周の決勝レースが始まりました。「スタートは苦手」と話していた#73 大蔵選手でしたが、ポールポジションからのスタートを見事に決めてホールショットを獲得。これに#62 塩谷選手、#19 HIROBON選手が続きます。その後方では、5番グリッドのホンダ シビックTCRの#98 猪爪杏奈選手が、4番グリッドのアウディ RS 3 LMSの#65 加藤正将選手をかわして4位に浮上しました。

レースが動いたのは3周目。1コーナーで、5番手を走る#65 加藤選手が先行する#98 猪爪選手のインを刺しますが、その際、2台が接触、#98 猪爪選手がスピンし、最後尾までポジションを落としてしまいました。一方、#65 加藤選手は、2位争いを繰り広げていた#62 塩谷選手と#19 HIROBON選手に迫り、この3台によるバトルが勃発します。その後、3周にわたり2位争いが続きましたが、7周目の2コーナーで、#19 HIROBON選手が#62 塩谷選手に並び、サイドバイサイドの争いへ。競り合っていた2台は5コーナーで接触し、その隙を縫って#65 加藤選手が2位に浮上。これに、#19 HIROBON選手、#62 塩谷選手が続くことになります。

激しい2位争いが繰り広げられたあいだに、トップを走る#73 大蔵選手は後続との差を7秒以上に広げ、楽な展開に。#73 大蔵選手はそのまま逃げ切り、見事ポール・トゥ・ウィンを果たしました。2位は#65 加藤選手、3位は#19 HIROBON選手となりました。

この結果から、ポイントランキングトップの#19 HIROBON選手は、最終戦の鈴鹿ラウンドを待たずにSaturday Seriesのシリーズチャンピオンを決めています。

翌17日午前10時5分からは、Sunday Seriesの決勝レースが行われます。

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