2021.10.17
2021 TCR JAPAN series 第5戦 Sunday Series 決勝レポート

TCRジャパンシリーズ2021年第5戦Sunday Seriesの決勝レースが、2021年10月17日、栃木県のツインリンクもてぎで開催されました。

前日に行われた予選では、アルファロメオ ジュリエッタ ヴェローチェTCRの#73 大蔵峰樹選手が2分1秒010をマークしてポールポジションを獲得。これに、アウディ RS 3 LMSの#65 加藤正将選手、ホンダ シビックTCRの#55 MOTOTINO選手が続きました。

冷たい雨が降るツインリンクもてぎでは、午前10時5分、20分プラス1周の決勝レースが始まりました。安全を確保するため、急遽セーフティカー先導によるスタートになり、各車がスターティンググリッドを離れた瞬間から20分のカウントダウンが開始。そして、2周を終えたところでセーフティカーがピットへ戻り、戦いの火蓋が切られました。

直後の3周目、#73 大蔵選手がトップで1コーナーを通過する一方、4番グリッドのクプラ TCRの#19 HIROBON選手が#55 MOTOTINO選手をかわして3位に浮上します。さらにその先の4コーナーで、2番手スタートの#65 加藤選手が#73 大蔵選手を捉えてトップに踊り出ました。5コーナーでは#19 HIROBON選手が2番手にポジションを上げて、ここからこのふたりによるトップ争いが始まりました。

このもてぎをホームコースとする#65 加藤選手は、難しいウェットコンディションのもとでじわじわと#19 HIROBON選手と差を広げ、4周目終了時点で2秒404先行。その後、#19 HIROBON選手がヘアピンでコースオフしたこともあり、6周目終了時にはその差を9秒318と大きく広げました。

ところが、7周目のV字コーナーで、#65 加藤選手が痛恨のコースアウト。マシンにダメージはなかったものの、#19 HIROBON選手の先行を許すことに。その後、2台はそれまで以上に激しいトップ争いを演じますが、#19 HIROBON選手が残り2周を逃げ切り、開幕戦以来の2勝目を収めました。シリーズランキングトップの#19 HIROBON選手はポイントを伸ばしますが、#65 加藤選手が2位に入ったことで、Sunday Seriesのシリーズタイトル争いは、最終戦に持ち越しになりました。3位は、5番手から追い上げたホンダ シビックTCRの#62 塩谷烈州選手でした。

次の最終戦は、10月30日、31日、三重県の鈴鹿サーキットで開催されます。

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