2022.04.09
2022 TCR JAPAN series 第1戦 Saturday Series 予選レポート

TCRジャパンシリーズ2022年第1戦Saturday Seriesの予選が、2022年4月9日、静岡県の富士スピードウェイで開催されました。

TCRジャパンシリーズは、TCR車両、すなわち、2リッター以下の直噴ターボエンジンを積むFF車で争われるツーリングカーレースです。各大会は「Saturday Series」と「Sunday Series」で構成され、それぞれに15分間の公式予選と、23分+1LAPの決勝レースが行われます。4年目となる今シーズンから、ダンロップタイヤのワンメイクとなりました。

富士スピードウェイで行われる開幕戦には、アウディ RS 3 LMS:3台、ホンダ シビックTCR:3台、アルファロメオ ジュリエッタ TCR:1台、アルファロメオ ジュリエッタ ヴェローチェTCR:1台、クプラ TCR:1台の計9台がエントリーしました。

抜けるような青空のもと、午前8時ちょうどから15分間にわたるSaturday Seriesの予選が始まりました。ピットエンドのシグナルがグリーンに変わると同時に、各マシンがコースに向かい、さっそくタイヤのウォームアップを開始。そして1周または2周を終えたところで、多くのマシンがピットに戻り、前後のタイヤを入れ替えます。FF車の場合、リアタイヤが暖まりにくいので、前後を入れ替えることで4輪のタイヤを効率的に暖めるのです。

この間、ピットストップを行わなかったホンダ シビックTCRの#98 猪爪杏奈選手が1分48秒354をマークしトップに。これを、アルファロメオ ジュリエッタ ヴェローチェの#73 大蔵峰樹選手がコンマ207秒差の1分48秒561で迫ります。#98 猪爪選手は次の周回のセクター1、セクター2で全体ベストをマークし、ベストタイムの更新が期待されましたが、リアタイムの暖まりが悪く、前後タイヤの入れ替えのためにピットへ向かいました。

一方、先に前後タイヤを交換したドライバーたちがタイムアタックを開始。ここで、クプラ TCRを駆るディフェンディングチャンピオンの#19 HIROBON選手が、トップタイムの1分48秒311をマーク。その後もタイムアタックを続け、1分47秒633、1分47秒551とトップタイムを更新し続けます。これを追う#73 大蔵選手がセッション終了間際に1分47秒899をマークしますが、トップにはコンマ348秒及ばず、#19 HIROBON選手のポールポジションが確定しました。2番手が#73 大蔵選手、3番手がホンダ シビックTCRの#62 塩谷烈州選手、4番手がアウディ RS 3 LMSの#65 加藤正将選手となりました。#98 猪爪選手はタイヤ交換が間に合わず、5番手で予選を終えています。

Saturday Seriesの決勝レースは、同日午後4時30分にスタートの予定です。

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