2022.06.25
2022 TCR JAPAN series 第2戦 Saturday Series 予選レポート

TCRジャパンシリーズ2022年第2戦Saturday Seriesの予選が、2022年6月25日、岡山県の岡山国際サーキットで開催されました。

TCRジャパンシリーズは、TCR車両、すなわち、2リッター以下の直噴ターボエンジンを積むFF車で争われるツーリングカーレースです。各大会は「Saturday Series」と「Sunday Series」で構成され、それぞれに15分間の公式予選と、23分+1LAPの決勝レースが行われます。

岡山国際サーキットで開催される第2戦には、アウディ RS 3 LMS:3台、ホンダ シビックTCR:3台、アルファロメオ ジュリエッタ ヴェローチェTCR:1台、クプラ TCR:1台の計8台がエントリーしました。

さて、TCRジャパンシリーズでは、よりエキサイティングな戦いが行われるよう、マシンとドライバーの組み合わせに対して、性能調整を行うためのサクセスバラストを定めています。サクセスバラストは前ラウンドの決勝結果を基準に算出され、岡山のSaturaday Seriesでは、アウディ RS 3 LMSの#65 加藤正将選手に50kg、クプラ TCRの#19 HIROBON選手に40kg、ホンダ シビックTCRの#62 塩谷烈州選手に30kg、ホンダ シビックTCRの#98 猪爪杏奈選手に20kgがそれぞれ設定されます。

くもり空のもと、午前9時ちょうどから15分間にわたるSaturday Seriesの予選が始まりました。セッション開始とともに、多くのマシンがコースに向かいます。そして、1周または2周を終えると、そのほとんどがピットストップを行い、前後タイヤを入れ替え、再度コースへ。リアタイヤが温まりにくいFF車で、効率的に4輪をウォームアップするためのテクニックです。

この間にピットストップを行わず、コースに残ったホンダ シビックTCRの#55 MOTOTINO選手が、1分37秒798をマークし暫定トップに。ここから、各ドライバーのタイムアタックが続々とスタートしました。さっそく#73 大蔵選手が1分36秒773を叩き出してトップに浮上。しかし、#19 HIROBON選手が1分36秒621をマークし、トップに踊り出ました。

ふたりはその後もタイムアタックを続けましたが、両者とも自己ベストの更新にはいたりません。その間に、ホンダ シビックTCRの#98 猪爪杏奈選手が1分36秒992をマーク。しかし、上位2人には届かず、#19 HIROBONがポールポジションを獲得。2番グリッドが#73 大蔵選手、3番グリッドが#98 猪爪選手という予選結果になりました。

Saturday Seriesの決勝レースは、同日午後1時ちょうどにスタートの予定です。

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