2022.06.25
2022 TCR JAPAN series 第2戦 Saturday Series 決勝レポート

TCRジャパンシリーズ2022年第2戦Saturday Seriesの決勝レースが、2022年6月26日、岡山県の岡山国際サーキットで開催されました。

午前中に行われた予選では、クプラ TCRの#19 HIROBON選手が1分36秒621をマークしてポールポジションを獲得。2位にアルファロメオ ジュリエッタ ヴェローチェの#73 大蔵峰樹選手、3位にホンダ シビックTCRの#98 猪爪杏奈選手がつけました。

真夏を思わせる暑さに見舞われた岡山国際サーキットでは、午後1時ちょうど、決勝レースに先立ちフォーメーションラップがスタート。ここで、4番グリッドのホンダ シビックTCRの#62 塩谷烈州選手がマシントラブルでスタートできず、マシンはオフィシャルの手でピットへ。そのまま#62 塩谷選手はリタイヤになりました。その後、1周のフォーメーションラップ後、各マシンがスターティンググリッドに着きますが、その際、ポールポジションの#19 HIROBON選手が本来よりひとつ先のグリッドに停止してしまい、それにつられて、アウディ RS 3 LMSの#24 滝川 聡選手を除く他のマシンも誤ったスターティンググリッドに停止。そののち、さらに1周のフォーメーションラップにより本来のスターティンググリッドにマシンを並べます。なお、スターティンググリッドを誤ったマシンはレース後にプラス5秒のタイムペナルティが科されました。

ようやく開始されたレースは、新しいマシンのスタートに手こずる#19 HIROBON選手を横目に、2番グリッドから好スタートを決めた#73 大蔵選手が真っ先に1コーナーへ飛び込んでいきました。これに、#19 HIROBON選手、#98 猪爪選手、そして、6番グリッドからスタートのホンダ シビックTCRの#55 MOTOTINO選手が続きました。

序盤は#73 大蔵選手、#19 HIROBON選手、#98 猪爪選手の3台がトップ争いを、#55 MOTOTINO選手とアウディ RS 3 LMSの#65 加藤正将選手が4位争いを演じます。しかし、周回が進むにつれて、トップ争いは#73 大蔵選手と#19 HIROBON選手の2台に絞られ、#98 猪爪選手は単独で3番手を走行することに。#19 HIROBON選手はタイヤをマネージメントしながら#73 大蔵選手を牽制。そしてついに10周目のヘアピンで#73 大蔵選手のインを刺し、トップに踊り出ました。

その後方では#55 MOTOTINO選手と#65 加藤選手が激しい4位争いを続けていましたが、50kgのサクセスバラストを積む#65 加藤選手はポジションを上げることができません。

そして、ファイナルラップとなる14周目、2番手を走行していた#73 大蔵選手がブレーキトラブルによりヘアピンでコースアウトし、ポジションダウン。これにより#98 猪爪選手が2番手、#55 MOTOTINO選手が3番手に浮上しました。レースはこのままゴールを迎え、#19 HIROBON選手が2022年のSaturday Seriesで初勝利を手にしました。なお、4位でフィニッシュした#65 加藤選手は、サクセスバラストの重量不足により、レース後に失格となりました。

翌26日にはSunday Seriesの第2線が行われます。予選は午前8時25分から、決勝は午後0時10分のスタートです。
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