TCRジャパンシリーズ2022年第3戦Sunday Seriesの決勝レースが、2022年7月24日、宮城県のスポーツランドSUGOで開催されました。

午前中に行われた予選では、アウディ RS 3 LMSの#65 加藤正将選手が1分27秒385をマークしてポールポジションを獲得。2位にホンダ シビックTCRの#98 猪爪杏奈選手、3位にクプラ TCRの#19 HIROBON選手がつけています。

上空を雲が覆うスポーツランドSUGOでは、午後0時45分から決勝レースが行われました。スタンディング方式で始まったレースは、2番グリッドの#98 猪爪選手とホンダ シビックTCRの#55 MOTOTINO選手が好スタート。ポールポジションの#65 加藤選手はなんとか#98 猪爪選手を抑えきる一方、3番グリッドの#19 HIROBONは#55 MOTOTINO選手にポジションを明け渡すことに。しかし、#19 HIROBON選手はその周の馬の背コーナーで#55 MOTOTINO選手のインを刺し、3番手を奪い返しました。

1周目を終えて、#65 加藤選手がトップ。これを#98 猪爪選手、#19 HIROBON選手、#55 MOTOTINO選手、ホンダ シビックTCRの#62 塩谷烈州選手、アルファロメオ ジュリエッタ ヴェローチェTCRの#73 上松淳一選手が追う展開。しかし、周回を重ねるにつれて、上位3台の差は徐々に広がり、レースは小康状態に。一方、#55 MOTOTINO選手と#62 塩谷烈州選手による4番手争いが熱を帯びていきます。1コーナーでは#62 塩谷選手が#55 MOTOTINO選手のインをうかがうものの、ポジションを上げるにはいたりません。このバトルの間に6番手を走る#73 上松選手が2台に追いつき、3台による4番手争いに発展します。

しかし、4位争いはあっけなく終わりを告げます。#73 上松選手と#55 MOTOTINO選手にスタート違反の判定が下され、ドライブスルーペナルティが科されてしまうのでした。

一方、上位争いは、#65 加藤選手が#98 猪爪選手との差をさらに広げ、最終的には約6秒の差を確保。その後方の#19 HIROBON選手は、50kgのサクセスバラストに手を焼き、#2位との差を縮めることは叶いませんでした。レースは17周でファイナルを迎え、#65 加藤選手は一度もトップを譲ることなく、Saturday Seriesに続きポール・トゥ・ウィンを達成。2位に#98 猪爪選手、3位に#19 HIROBON選手、4位に#62 塩谷選手が入りました。

#65 加藤選手のパーフェクトな勝利で幕を下ろしたTCRジャパンシリーズ第3戦のSUGOラウンド。次の第4戦は8月19日〜20日、栃木県のモビリティリゾートもてぎで開催されます。

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