2022.08.20
2022 TCR JAPAN series 第4戦 Saturday Series 決勝レポート

TCRジャパンシリーズ2022年第4戦Saturday Seriesの決勝レースが、2022年8月20日、栃木県のモビリティリゾートもてぎで開催されました。

午前中に行われた予選では、アウディ RS 3 LMSの#65 加藤正将選手が2分2秒135をマークしてポールポジションを獲得。2位にクプラ TCRの#19 HIROBON選手、3位にホンダ シビックTCRの#98 猪爪杏奈選手がつけました。なお、予選中にクラッシュしたアルファロメオ ジュリエッタ TCRの#88 梅田真祐選手は、マシンの修復が間に合わず、決勝を欠場しています。

決勝スタート直前から雨がぱらつき始めたもてぎでは、午後0時40分、戦いの火蓋が切られました。ウェット宣言が出されたものの、全車がスリックタイヤでフォーメーションラップへ。スタートでは、ポールポジションの#65 加藤選手が後続を上手く抑えてホールショットを獲得。これに#19 HIROBON選手が続きます。その背後では、うまくスタートを決めたアルファロメオ ジュリエッタ ヴェローチェTCRの#73 西澤嗣哲選手が3番手で1コーナーに飛び込みましたが、すぐに#98 猪爪選手がポジションを奪い返します。

序盤は#65 加藤選手がじわじわと2番手の#19 HIROBON選手との差を広げる一方、#19 HIROBON選手はタイヤを温存しつつ、後方から迫る#98 猪爪選手を抑える戦略を採ります。「あのまま加藤選手についていったら、後半の追い上げはできなかった」とは#19 HIROBON選手。#65 加藤選手と#19 HIROBON選手の差は一時2秒以上に広がりますが、8周目あたりからその差は詰まり始め、9周目を終えた時点でコンマ593秒までに縮まります。

そして10周目、#19 HIROBON選手が#65 加藤選手を追い詰めた最終コーナーで、#65 加藤選手のマシンにステアリング系のトラブルが発生、優勝戦線から離脱する事態に。その直後、#19 HIROBON選手に#98 猪爪選手が肉薄する場面もありましたが、#19 HIROBON選手は徐々に#98 猪爪選手との差を広げ、トップでチェッカードフラッグを受けました。2位は#98 猪爪選手、3位は初出場の#73 西澤選手が獲得しています。

翌21日午後0時40分には、Sunday Seriesの決勝レースがスタートを迎えます。
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