2022.09.10
2022 TCR JAPAN series 第5戦 Saturday Series 決勝レポート

TCRジャパンシリーズ2022年第5戦Saturday Seriesの決勝レースが、2022年9月10日、静岡県の富士スピードウェイで開催されました。

午前中に行われた予選では、クプラ TCRの#19 HIROBON選手が1分47秒570をマークしてポールポジションを獲得。2位にホンダ シビックTCRの#98 猪爪杏奈選手、3位にアルファロメオ ジュリエッタ ヴェローチェTCRの#74 上松淳一がつけました。なお、Saturday Seriesの予選中にクラッシュしたアウディ RS 3 LMSの#24 滝川 聡選手は、決勝を欠場しています。

夏の日差しが戻ってきた富士スピードウェイでは、午後3時35分、23分+1LAPの決勝レースが始まりました。スタンディング方式で始まったレースは、ポールポジションの#19 HIROBON選手がホールショットを決める一方、4番グリッドから上手くスタートを決めたアウディ RS 3 LMSの#65 加藤正将選手が2番手に浮上します。一方、2番グリッドの#98 猪爪選手は1コーナーで#74 上松選手にパスされ4番手にポジションを落としました。

トップを走る#19 HIROBON選手はオープニングラップから2位以下を引き離し、序盤から独走態勢へ。一方、2位の#65 加藤選手、3位の#74 上松選手、4位の#98 猪爪選手がパックになり激しい上位争いのバトルが勃発します。なかでも#74 上松選手と#98 猪爪選手の3位争いがヒートアップ。この状況が約8周続きました。しかし、9周目のヘアピンコーナーで、#98 猪爪選手が#74 上松選手のインを刺し。ついに3番手に。すると#98 猪爪選手はすぐさま先行する#65 加藤選手に襲いかかります。

ここから約4周にわたり、#98 猪爪選手は#65 加藤選手をテール・トゥ・ノーズで追い詰めますが、#65 加藤選手の巧みなブロックに前に出ることができません。しかし、14周目の最終コーナーで、#65 加藤選手のインを奪い2位に浮上。ここでレースはゴールを迎え、#19 HIROBON選手が後続を大きく離して堂々の優勝。2位に#98 猪爪選手、3位に#65 加藤選手が入りました。

第5戦Saturday Seriesを終えて、ポイントは#19 HIROBONが129点、#98 猪爪が99点となり、ポイント差と優勝回数から、最終戦を待たずに#19 HIROBON選手のシリーズチャンピオンが決定しました。

翌11日午前9時15分には、Sunday Seriesの決勝レースがスタートを迎えます。

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