2022.09.11
2022 TCR JAPAN series 第5戦 Sunday Series 決勝レポート

TCRジャパンシリーズ2022年第5戦Sunday Seriesの決勝レースが、2022年9月11日、静岡県の富士スピードウェイで開催されました。

前日に行われた予選では、ホンダ シビックTCRの#98 猪爪杏奈選手が1分48秒011をマークしてポールポジションを獲得。2位にアルファロメオ ジュリエッタ ヴェローチェTCRの#73 大蔵峰樹選手、3位にクプラ TCRの#19 HIROBON選手がつけました。なお、Saturday Seriesの予選中にクラッシュしたアウディ RS 3 LMSの#24 滝川 聡選手は、このSunday Seriesの決勝も欠場しています。

雲ひとつない快晴に恵まれた富士スピードウェイでは、午前9時10分、23分+1LAPの決勝レースが始まりました。注目のスタートは、2番グリッドの#73 大蔵選手が好スタートを決めて真っ先に1コーナーに進入しますが、少し出遅れた#98 猪爪選手が1コーナーで#73 大蔵選手のインに飛び込みトップを奪い返します。そして、その先のコカコーラコーナーでは#98 猪爪選手が遅めのブレーキで#73 大蔵選手に先行し、なんとかトップを守り切りました。

2番手に順位を戻した#73 大蔵選手は、#19 HIROBON選手、アルファロメオ ジュリエッタ ヴェローチェTCRの#74上松淳一選手、ホンダ シビックTCRの#62 塩谷烈州選手に追われる展開に。さらに2周目の途中からは、最後尾からスタートしたアウディ RS 3 LMSの#65 加藤正将選手が6番手までポジションを上げ、2番手争いはさらに激化します。とくに2番手の#73 大蔵選手と3番手の#19 HIROBON選手のバトルがヒートアップ。その隙に、トップの#98 猪爪選手は後方との差を広げ、独走態勢を築いていきました。

レース中盤には、激しいバトルは#19 HIROBON選手と#65 加藤選手の3番手争いに移り変わり、#73 大蔵選手の2位は確実かに見えました。ところが、13周目、#73 大蔵選手のマシンのエンジンが突然不調に陥り、#73 大蔵選手はいったんコース外にマシンを停めてシステムをリセット。これにより#73 大蔵選手は最後尾までポジションを落としてしまいました。

レースは次の14周でファイナルラップとなり、#98 猪爪選手は2位に11秒646の大差をつけてシリーズ初優勝を決めました。2位は#19 HIROBON選手と#65 加藤選手となり、Sunday Seriesのチャンピオン争いは最終戦の鈴鹿に持ち越されることになりました。

最終戦となる次の第6戦は10月29日〜30日、三重県の鈴鹿サーキットで開催されます。

Series Supporter
Promotion Partner
(C) TCR Japan Series