2022.10.29
2022 TCR JAPAN series 第6戦 Saturday Series 決勝レポート

TCRジャパンシリーズ2022年第6戦Saturday Seriesの決勝レースが、2022年10月29日、三重県の鈴鹿サーキットで開催されました。

午前中に行われた予選では、ホンダ シビックTCRの#98 猪爪杏奈選手が2分12秒444をマークしてポールポジションを獲得。2位にアウディ RS 3 LMSの#65 加藤正将選手、3位にホンダ シビックTCRの#55 MOTOTINO選手が続いています。

青空が広がる鈴鹿サーキットでは、午後0時30分、23分+1LAPの決勝レースが始まりました。スタンディングスタートで戦いの火蓋が切られた決勝は、ポールポジションの#98 猪爪選手が好スタートを決め、イン側の#65 加藤選手を牽制。するとその隙に、3番グリッドの#55 MOTOTINOがこの2台を抜いてトップに浮上し、#55 MOTOTINO選手、#98 猪爪選手、#65 加藤選手、ホンダ シビックTCRの#62 塩谷烈州選手の順で2コーナーへ突き進んで行きました。

しかし、この状況は長続きせず、1周目のシケインで#98 猪爪選手が#55 MOTOTINO選手のインを刺し、トップを奪い返してみせます。さらに#65 加藤選手も1コーナーで#55 MOTOTINO選手に先行。その直後に#55 MOTOTINO選手は2コーナーでアウトに膨らみ、#62 塩谷選手にもパスされ、4位まで順位を落とすことに。その後方では6番手からスタートした#19 HIROBON選手がひとつポジションを上げ、#55 MOTOTINO選手に迫ります。

トップに立った#98 猪爪選手は、40kgのサクセスバラストを積むにもかかわらず、速いペースで後続を引き離し、レース中盤にはすでに独走状態に。一方、2位以下は、#65 加藤選手、#62 塩谷選手、#55 MOTOTINO選手、#19 HIROBONが少しばらけたまま小康状態に。その後、5周目に#62 塩谷選手がデグナーカーブの2個目でコースアウトを喫しポジションダウン。これをきっかけに#55 MOTOTINO選手と#19 HIROBON選手の3番手争いが激化すると思われましたが、50kgのサクセスバラストを積む#19 HIROBON選手は思うようにペースが上がらず、#55 MOTOTINO選手に迫ることができません。

レースはそのままファイナルラップを迎え、#98 猪爪選手は2位の#65 加藤選手に13秒365の大差をつけて、Saturaday Seiriesでは初勝利を掴みました。#55 MOTOTINO選手は3位を守り、見事表彰台を獲得しています。

翌30日午後0時30分には、今シーズン最後のレースとなるSunday Seriesの決勝がスタート予定です。
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