2022.10.30
2022 TCR JAPAN series 第6戦 Sunday Series 決勝レポート

TCRジャパンシリーズ2022年第6戦Sunday Seriesの決勝レースが、2022年10月30日、三重県の鈴鹿サーキットで開催されました。

前日に行われた予選では、ホンダ シビックTCRの#98 猪爪杏奈選手が2分11秒596をマークしてポールポジションを獲得。2位にホンダ シビックTCRの#62 塩谷烈州選手、3位にクプラ TCRの#19 HIROBON選手がつけました。

予選終了の時点で、ドライバーシリーズランキングは、#19 HIROBON選手が129ポイントでトップ。これを18点差の111ポイントで#98 猪爪選手が追います。#98 猪爪選手が逆転するには、#98 猪爪選手がトップでゴールし、かつ、#19 HIROBON選手が7位以下であることが必要です。

前日同様、秋の青空が広がる鈴鹿サーキットでは、午後0時30分、23分+1LAPの決勝レースが始まりました。レースはスタート直後からヒートアップ。スタート直後の1コーナーでポールポジションの#98 猪爪選手と2番手スタートの#62 塩谷選手が並び、そのまま2コーナーへ。そして3コーナーで#62 塩谷が先行し、トップに踊り出ました。

一方の#98 猪爪選手は#62 塩谷選手に食らいつき、オーバーテイクの機会をうかがいます。#98 猪爪選手は3周目のシケインで#62 塩谷選手に並びますが、オーバーテイクは叶いません。次の4周目にもシケインで#62 塩谷選手に並びますが前に出ることはできません。それでも#98 猪爪選手の追撃は続き、5周目のシケインで3たび仕掛けた#98 猪爪選手がついに#62 塩谷選手に先行することに成功。ところが、S字で並んだ#62 塩谷選手と#98 猪爪選手が接触し、そのはずみでコースアウトした#98 猪爪選手が5番手まで順位を落とし、優勝戦線から離脱することに。

先頭グループがバトルしているあいだに、一時5番手まで順位を落とした#19 HIROBON選手が2位までポジションを上げ、トップの#62 塩谷選手に迫ってきました。#19 HIROBON選手は11周終了時点で#62 塩谷選手との差をコンマ377秒まで詰めますが、オーバーテイクするには至りません。レースはそのまま12周のファイナルラップを迎え、#62 塩谷選手が今年初優勝。2位は#19 HIROBON選手。3位は#17 鈴木建自選手が今季初表彰台を獲得しています。

これにより、Sunday Seriesのドライバータイトルは#19 HIROBON選手の手に輝き、エントラントタイトルも、#19 HIROBON選手を擁するBIRTH RACING PROJECTが獲得しました。

これにて2022シーズンのレースはすべて終了。来シーズンもエキサイティングなレースをご期待ください。
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