2023 Rd.1 Saturday Series 決勝レポート
TCRジャパンシリーズ2023年第1戦Saturday Seriesの決勝レースが、2023年5月13日、三重県の鈴鹿サーキットで開催されました。
同日午後2時5分、雨の中で行われた予選では、ホンダ シビックTCRの#98 猪爪杏奈選手が2分30秒467をマークしてポールポジションを獲得。2位にクプラ TCRの#19 HIROBON選手、3位にアウディ RS 3 LMSの#17 鈴木建自選手が続きました。
小雨が降る鈴鹿サーキットでは、午後4時35分、23分＋1LAPの決勝レースが始まりました。スタンディングスタートで戦いの火蓋が切られたレースは、ポールポジションの#98 猪爪選手と2番グリッドの#19 HIROBON選手が順位を守ったまま1コーナーへ。一方、3番グリッドの#17 鈴木選手はスタートで出遅れ、4番グリッドからスタートしたアウディ RS 3 LMSの#65 加藤正将選手が3位に浮上しました。
その後すぐに#98 猪爪選手と#19 HIROBON選手によるトップ争いが激化し、1周目のスプーンカーブで#19 HIROBON選手がトップに浮上。一方、#98 猪爪選手はその先のバックストレートで#19 HIROBON選手に並びかけ、130R、シケイン、1コーナーでオーバーテイクの機会をうかがいますがポジションを上げるには至りません。
ところが、2周目の逆バンクで#19 HIROBON選手がアウト側にタイヤを落とし、これが元でオーバーラン。その隙に#98 猪爪選手がトップを奪還することに。#19 HIROBON選手は#65 加藤選手にも追い抜かれて3番手に順位を落としました。その後、#19 HIROBON選手は5周目の逆バンクで#65 加藤選手に仕掛けて2位に浮上しますが、すでにこの時点で#98 猪爪選手との差は5秒以上に広がっていました。
レース後半、#19 HIROBON選手は#98 猪爪選手を懸命に追いかけますが、トップとの差を詰めることはできず、#98 猪爪選手が見事ポル・トゥ・ウィンを果たしました。2位は#19 HIROBON選手、3位は#65 加藤選手でした。
翌14日午前8時からはSunday Seriesの予選が、午後2時15分からは決勝レースが行われる予定です。
なお、Saturday Seriesの決勝レースの模様はYouTubeでご覧いただけます。
