初参戦でも安心なサポート
カスタマーレーシング
自動車メーカーが莫大な開発費を投入してその性能をアピールしていた時代のツーリングカーレースとは真逆に、それぞれのブランドでモータースポーツを楽しみたいジェントルマンのために、メーカーが、マシン、パーツを販売し、その活動のサポートを行う形式のレース活動がカスタマーレーシング。マシンは純粋にモータースポーツを楽しめるまでにチューンアップされ、過度な性能競争ができないようにレギュレーションによって多方面に制限がかかります。メーカーでも、マニファクチャーでもなくジェントルマンドライバーのためのレース、それが「カスタマーレーシング」です。参加車両は4ドアまたは5ドアをベースにした量産車を対象に、1,750cc以上2,000cc未満のシングルターボエンジン、前輪駆動(FWD)、最大出力340hp程度のマシンをWSC社(World Sporting Consulting LTD)が承認し、誰でも購入できるように、定められた期間での最小生産台数が指定されます。世界的には16メーカーのマシンがそれぞれの国と地域で戦っています。そのメーカーとモデルの数は年を追うごとに増加の一途をたどり、現在さらに増え続ける様相を呈しています。