2023 Rd.4 Saturday Series 決勝レポート
TCRジャパンシリーズ2023年第4戦Saturday Seriesの決勝レースが、2023年10月7日、静岡県の富士スピードウェイで開催されました。
同日午前9時ちょうどから行われた予選では、ホンダ シビックTCRの#98 猪爪杏奈選手が1分46秒811をマークしてポールポジションを獲得。2位は新型ホンダ シビックTCRの#690 久保田英夫選手、3位はクプラ TCRの#19 TAKESHI SUEHIRO選手が続きました。
爽やかな秋晴れに恵まれた富士スピードウェイでは、午前12時40分から23分+1LAPの決勝レースが始まりました。予選7番手のアウディ RS 3 LMSの#65 加藤正将選手はマシントラブルにより出走が叶いません。注目のスタートは、ポールポジションの#98 猪爪選手が手堅くスタートを決める一方、2番グリッドの#690 久保田選手がエンジンをストールさせ、7番手までポジションを落としてしまいます。この隙に#19 TAKESHI SUEHIRO選手が順位を上げ、#98 猪爪選手、#19 TAKESHI SUEHIRO選手、ホンダ シビックTCRの#69 梅本淳一選手の順に1コーナーへ飛び込んでいきました。
その直後、アウディ RS 3 LMSの#17 鈴木建自選手とホンダ シビックTCRの#55 MOTOTINO選手が1コーナーで接触してコースアウト。これにともない、オープニングラップからセーフティカーが導入されることに。1周を終えたところで、トップを走るのは#98 猪爪選手。これに、#19 TAKESHI SUEHIRO選手、#69 梅本淳一選手、アウディ RS 3 LMSの#7 玉田誠二選手が続きます。スタートで出遅れた#680 久保田選手は5番手まで順位を戻しました。
3周目が終わったところでセーフティカーランが解除され、レースはリスタート。#98 猪爪選手と#19 TAKESHI SUEHIRO選手がレースをリードする一方、その後方では#680 久保田選手が4周目に4位、6周目に3位にポジションを上げ、先行する2台を追う展開に。#680 久保田選手は残りの周回で2位の#19 TAKESHI SUEHIRO選手をコンマ806秒差まで追い詰めますがオーバーテイクをするには至らりません。最終的にはトップの#98 猪爪選手が逃げ切ってポール・トゥ・ウィンを果たし、最終戦を待たずにSaturday Seriesでのシリーズチャンピオンを決めました。2位には#19 TAKESHI SUEHIRO選手、3位には久保田選手がつけています。
翌8日午前8時45分からはSunday Seriesの予選が、午後1時25分からは決勝レースが行われる予定です。
なお、Saturday Seriesの決勝レースの模様は下記のURLでご覧いただけます。
https://youtube.com/live/SwXzuKlrgiw