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2023 Rd.4 Saturday Series 予選レポート

TCRジャパンシリーズ2023年第4戦Saturday Seriesの予選が、2023年10月7日、静岡県の富士スピードウェイで開催されました。

TCRジャパンシリーズは、TCR車両、すなわち、2リッター以下の直噴ターボエンジンを積むFF車で争われるツーリングカーレースです。各大会は「Saturday Series」と「Sunday Series」で構成され、それぞれに15分間の公式予選と、23分+1LAPの決勝レースが行われます。

富士スピードウェイで開催される第4戦には、アウディ RS 3 LMS:3台、ホンダ シビックTCR:4台、クプラ TCR:1台、ヒョンデ エラントラN TCRが1台の計9台がエントリーしました。

さて、TCRジャパンシリーズでは、よりエキサイティングな戦いが行われるよう、マシンとドライバーの組み合わせに対して、性能調整を行うためのサクセスバラストを定めています。サクセスバラストは前ラウンドの決勝結果を基準に算出され、富士のSaturday Seriesでは、クプラ TCRの#19 TAKESHI選手に50kg、ホンダ シビックTCRの#55 MOTOTINO選手に40kg、アウディ RS 3 LMSの#65 加藤正将選手に30kg、アウディ RS 3 LMSの#7 玉田誠二選手に20kgがそれぞれ設定されます。

朝から青空が広がる富士スピードウェイでは、午前9時ちょうどから15分間にわたるSaturday Seriesの予選が始まりました。セッションが始まると9台のマシンが続々とコースへと向かいますが、1周または2周を終えたところで全車がいったんピットに戻りました。ここで前後タイヤを入れ替えることで、リアタイヤが温まりにくいFF車で、効率的に4輪をウォームアップしていきます。

4周目から各ドライバーがタイムタックを開始。さっそく#19 TAKESHI選手が1分47秒381をマークしてまずはトップに。しかしその直後、#98 猪爪選手が1分46秒906をマークし首位を奪います。すると、新型ホンダ シビックTCRを駆る#690 久保田英夫選手が、これをコンマ018秒縮める1分46秒888でトップに踊り出ました。

続く5周目は、50kgのサクセスバラストを積む#19 TAKESHI選手がタイムアタックをせずにピットへ戻る一方、#98 猪爪選手は自己ベストを更新する1分46秒811で再びトップに返り咲きました。注目の#690 久保田選手は自己ベストを更新することができず2番手に留まり、これにより#98 猪爪選手がポールポジションを獲得。2番グリッドが#690 久保田選手、3番グリッドが#19 TAKESHI選手という結果となりました。

Saturday Seriesの決勝レースは、同日午前12時40分にスタートの予定です。